ペダルはいつもおもい

レースレポ中心に記録していきます

第22回 JBCF栂池高原ヒルクライム

伊吹山ヒルクライム悪天候の為中止になったためJBCFでは今年最初のヒルクライムレースです。そのため、優勝者がヒルクライムリーダージャージを着ることになるレースでした。

 

クラスタ:E1

コース:全⻑17.1Km/標⾼差1,200m/平均勾配7%/最⼤勾配10%

出走:43名

完走:43名

目標:6位以内

願望:3位以内表彰台

結果:4位  50ポイント獲得

 

[レース前日]
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栂池高原のコースは初めてなので屋部さんのレクチャーを受けながらじっくりと登り、路面状況やインターバルの仕掛けどころをチェックした。

特にゴール前の1kmはどんな景色で何回カーブを曲がればフィニッシュなのか知っているか知ってないかで精神的な楽さがかなり変わる。


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麓は真夏日と言うのに頂上にはまだ雪が残っていた。急激な気温上昇のせいもあってか雪解け水が川のごとくコースを流れていた。

対面通行の為のコーンと路面がウエットの事を考え、ラスト1kmは先行してる方が有利だと感じ、本番は早めの仕掛けをする作戦とした。


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試走後に金子選手とツーショット。

僕「明日の目標は?」

金子選手と「60分切り」

後日結果を聞いたところ無事に目標は達成したとの事でした。

 

前日の夜、チームメイトであり今回はライバルとなる佐々木選手に有力選手の情報を仰いだ。


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この情報から各々順当に実力を発揮したのならば4位だろうと思った。もし、何かしらのアクシデントやヒルクライムの能力が突如開花したのならば表彰台も夢じゃないと自身を鼓舞した。

 

[レース当日]

5:30に起床。7:30頃に朝食を済ませてその後20分ほど会場周辺でアップを行った。ケイデンスが199以上まで回せたので脚の疲労は無く、調子の良さを感じた。


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天気はよく、朝から防寒具の要らないほど暖かったのでレース中は暑くなることが予想されたため多めに水分を補給。レースが終わる位には550mlのボトルが空になっていたためボトルは必須であった。

 

今回、出走人数が少ないという事もありギリギリまでアップを行い集団の後方に整列した。佐々木選手が前方、中川選手が右前と言う位置であった。

 

9:00定刻通りにレーススタート。

多少前方でごたつきがあったものの無事にクリートキャッチをしてスタート。しかしながら、序盤の2km、急勾配区間がかなりキツく感じた。


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僕「めっちゃキツくないですか??」

佐々木選手「そうかな?」

体感的に6倍を超えていたので急勾配では位置を下げ、勾配の緩んだ所で位置を上げなるべく体力を使わないように気をつけた。しかし、気がつくと集団はみるみる人数を減らしていて最後尾になっていた。そのため必死に集団にしがみつく形に。

 

2kmを過ぎて下りに。先頭が牽制気味になりペースがガクンと下がった為イーブンペースにも関わらず集団の先頭へ。すると佐々木選手と中川選手含む3人が飛び出している展開に。

2人には適わない事は分かっていたので追うことはせずにイーブンで集団を牽引。僕含め先頭を追おうとする選手は居なかった為ローテは回らずほぼ1本引きに。

度々ブリッジをかける選手が現れるが前に届かずしばらくしたら戻ってくると言う感じに。5名以上が先行するまでは静観しイーブンペースを保っていた。

しかし、坂口選手が先行する2人に近付いた良いタイミングでブリッジし、奈良選手はかなりの勢いで先頭集団へブリッジを試みたのに1人を加え5名の先行を許してしまう。

このままでは目標達成において後が無いのでダート区間を起点として攻撃を開始した。

 

 

中間地点を過ぎた頃には奈良選手を吸収し、僕含めて4名のパックに一旦なる。しかし、この時既に先行する選手から50s離れている事を伝えられた為、協調して先を追うことは諦め勾配の緩んだ所で3人を突き離した。

その後、柴沼選手が追いついてきたため一緒に走るが、ラスト1kmを切ったところでアタックして先行し、そのまま4位でフィニッシュした。


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Photo:中川選手

あたかも優勝したかのように真ん中に陣取る僕、そして指さす皆さん。とても紛らわしい写真なのでチームメイトが興奮のあまり、電話をかけてきたと言うおまけ話も。

 

今回、目標順位を達成できたことに関しては満足している。しかし、あの時3人を追っていればどうだったのだろうか?チャレンジしたらもっと楽しめたでは無いのか?と言う悔いが残る走りにはなってしまった。

今回、6位以内を獲得し降格の危機は回避されたので次の富士山ヒルクライムではもっとチャレンジングな走りをしたい。

 

追記


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栂池高原の景色はとても素晴らしいです!この景色を、感動を得るからヒルクライムは辞められない!!