ペダルはいつもおもい

レースレポ中心に記録していきます

群馬CSC交流戦 6月大会 Day-1

JPTの選手とエリートの選手との交流戦全日本選手権の練習大会として位置づけられた今大会、全日本選手権完走と言う目標に向け課題を見つける目的で出場しました。

 

クラスタ:E1

距離:6km×35周回=180km

目標:完走

出走:96名

完走:38名

結果:DNF 1ポイント

 

チームアテンダントライセンスコントロールを行うために8:30には会場入り。予報通りの雨で気温も12℃とかなり寒かった。

マネージャーミーティングでは安原監督から「最初からガンガンいけ!!」と言う鼓舞を頂くがコレが悪い予感に。

レースは12:00からと時間があったたためそれまで食事を取り続けていたが、夏バテの様な症状か食べ物がうまく喉を通らずおにぎりを2つ残してしまう。

アップは倉庫で約40分前から初め、寒いので出走ギリギリまで行った。180kmと長いので軽めに身体を温める程度にした。防寒対策としてシューズカバーと冬用長袖インナーにウィンドブレーカーを着た。

補給食は600kcal分の粉飴ジェルを入れたフラスクとアミノバイタルゼリーを2本で800kcal、ボトルは950mLのポカリと550mLの水をいれた。


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定刻通り12:00スタート。JPTはエリートと違いマスドスタートなのですぐさまペースが上がり戸惑った。雨にも関わらずスタート直後の下りがE1と比にならないくらい速い、まるでジェットコースター。

それでも何とか着いていきスペースを見つけて心臓破りの坂までに集団中ほどまで位置を上げる。前方では安原監督の指示なのか分からないが、初っ端からアタック合戦と潰し合いが始まっていた。そして心臓破りの坂のペースが速すぎる。アップを軽めにした事が仇となる。

オールアウト直前まで踏み込んでも多くの選手に抜かされ、位置を大幅に下げて何とか集団最後尾で首の皮一枚繋がったと言う感じであった。

 

下りとアップダウンで位置をあげ、心臓破りで最後尾まで位置を下げると言うのを5周回目まで繰り返した。この時乳酸が脚に溜まり既に脚がパンパンに。

『早く集団ペース、落ち着いてくれ!!』

その一心であった。

6回目の心臓破りの坂を登り終えた後のバックストレート、2人前の選手から中切れが発生する。ついに、最悪の事態が起きてしまった。慌てて埋めに行くが真っ直ぐな下り基調でアウタートップで回し切ってもとても追いつかない。

脚を使い切りホームストレートに入る右カーブの登りで失速。武井選手の左からの追走にも付ききれず、ゴールラインを通過後の下りで完全に遅れてしまった。


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下りの右ヘアピンを曲がるまではコミッセールカーがちらりと見えていたがアップダウン区間で完全に見えなくなってしまった。途中で落ちてきたVICTOIRE 広島の選手に合流し2人で前を追う。すると集団のペースが緩んだのか心臓破りの坂手前で再び集団に復帰する。

しかしバックストレートで遅れ、ゴールラインの登りで左脹ら脛が攣り、完全に脚が止まってしまう。再び単独に。

 

下りで攣った左脹ら脛を伸ばしながらこの時初めてボトルに手を伸ばしての水を飲む。

「う、美味い…なんでこんなに美味いんだ!!」

ここで知った。終始余裕が無く補給に失敗し、それが原因で攣ったことを。雨だから喉に全く乾きを感じなかったのも要因のひとつだった。まるでプールで脱水を起こしたように。

 

水を飲み足を回すと攣りかけていた右脹ら脛のその気も治まり、その後は少しでも長く走ることを目指し淡々と回すことに専念した。

8周目は落ちてきたVC福岡の選手と。9周目は後ろから追いついてきたグルペットに合流しそのグルペットと共にその周で下ろされた。

 

JPT選手と走るのはチャレンジロードレースを加え2回目であったが修善寺で行われたチャレンジとは比べ物にならない位の辛さだった。これは出場選手層の厚さの問題なのか、コースの相性の問題なのか、天候の問題なのか。

おそらく全てなのだが、これ程にも完走すら遠いと感じたロードレースは初めてで心理的ダメージはかなり深い。

 

全日本選手権までもう10日を切ろうとしている今、群馬で得た課題をしっかり受け止め修正し目標を達成できるよう努力したい。

 

Photo:Itaru Mitsui