ペダルはいつもおもい

レースレポ中心に記録していきます

おんたけヒルクライム E2 5位

とても久しぶりの投稿です。

E2 5位/41名 +3:31 

天候:晴れ 13〜25℃
2018年の南魚沼ロードレースぶりの入賞でとても嬉しかった!!

パレード区間含む24km/1200m up で国内屈指の難コースで行われたレース。エントリーリストを見ると前日のTT 優勝者の中川選手、レバンテ富士のDaniel 選手が頭2つくらい抜きん出ていると言う印象。作戦としてはこの二人の攻防に食らいついてなるべく耐える事に。目標は入賞で、あわよくば表彰台といったとこに定めた。

長いパレード区間を終えモト審判の掛け声でレースは始まる。一人の抜け出しがありつつも、二人が抜きん出ているというのは集団の合意で、その二人が先頭付近のまま距離を消化する。膠着状態に痺れを切らしたのかDaniel 選手が「slow! slow!」と捲し立てるが、集団から「全然スローじゃねえよ!!」と悲鳴にも近い声が上がる。ここで僕の心肺はこの日最高値を叩き出した。

その後集団がどんどんと細く縦に伸び始め、嫌な空気を感じ取ったのでコーナーのバンクを利用し、先頭まで上がり前方を位置取る権利を獲得。案の定、間もなく10名ほどに先行集団は絞られていた。余裕そうに見えるが、どうやら序盤にDaniel 選手自ら動く様子は無い。中川選手、Daniel 選手、庵前選手の3名がローテーションしつつハイペースを維持しながらレースは進んだ。

先行集団ツキイチで何とか食らいついて居たが、中川選手に促されローテーションに加わった。先頭で数十秒程引いたタイミングで中川選手がペースアップ。どうやらDaniel 選手が位置を下げていた時だったらしい。追う選手は現れずまた集団は一塊に。そして定位に収まった。

依然として先の3名がローテーションしつつハイペースを刻む。その後方4名が斜度がキツイとこでは千切れそうになり、緩んだとこで何とか張り付くという綱渡り状態。前方の選手が斜度が緩む直前というタイミングで3車身程空いて、レース終了の危機を迎えたので、ここは力を使い何とか先方へジャンプ。この時点で6名に絞られていた。

3名のアタックとも言えない微妙なペースの上げ下げに付き合うことができないので、後方から間を埋めてくれることを期待しつつ、2車身程空けてマイペースで追う形に。まだ先は長いので最大心肺の95%に達さないページングを心がけた。

スタートから10km地点の斜度のキツイ直登路で3名から動きがある。一人が抜け出し二人がお見合いする形に。その後二人が追う形になる際のペースアップになんとか合わせるが、結果ついて行けずスキー場の緩斜面で到底追いつくことのできない差がつき千切れる。表彰台からこぼれ落ちたと思ったこの時に完全に心が折れた。

僕の後方に控えていた坂本選手に「回していきましょう」と声をかけて頂き、入賞を確実にするためにペース維持を試みる。何故かこの直後に坂本選手から「ホイールLUNで一緒ですね〜」僕「借りたんですよ〜」みたいなやり取りがあった。見るからに意気消沈していたのだろうか?正直、このときの気持ち的に4位だろうが、6位だろうがどうでもよいという気持ちになってた。坂本選手の局面での気遣い、人心掌握パなすぎる。

しかし間もなくしたとこで、ダンシング時に脚がつりそうな感覚に。つってしまったら入賞も絶望となるので、坂本選手には行ってもらい無理せずペースを落として回復に努めた。心筋85%程まで落として後続からの選手に気を払いながら息を整える。スキー場内に作られたコースは視界が良く、千切れた先頭も後ろから迫る選手もよく見える。

この頃には先行スタートのE1選手も混ざっていたが、後方から明らかに勢いのある赤いジャージの選手が迫ってきているのがわかった。それが山口選手であった。追いつかれる前にペースアップを図り逃げ切るか、追いつかれてから動き出すか。幸いその後に続く選手も見当たらないので、後者を選んだ。

3コーナーほど進んだ後に山口選手に張り付かれる。注意を向けると呼吸が荒い。どうやら僕を目標に無理をしてきたようだった。しかし無情にも休む間を与えずに腰を上げた。さっきの脚がつりそうなの感覚も無くなって「よし、これなら踏める」となったのでアタック。

山口選手も合わせて張り付いてくるが、流石に長くはもたなかった様子。辛くも引きはがす事ができ、残すこと2km地点で順位を確定。薄い空気に苦しみつつゴールラインを通過した。

ゴール地点の景色は素晴らしく、気候の良さも相まって気持ちが良かった!御岳山もくっきり見えて、絶景を堪能した。また、来年も開催されたら出場したいな。

写真:Passo 様

 

プロテイン:ACTIVIKE

インソール:ACTIVIKE

ウェア:ビオレーサー

ホイール:ウィンスペース LUN HYPER R45