ペダルはいつもおもい

レースレポ中心に記録していきます

第44回 チャレンジロードレース大会

3/7に修善寺CSCで行われたチャレンジロードレースのレポートです。

去年の冬から全日本選手権の事を意識しだし、ここで全日本への出場権を獲得する為、1月から準備をしてきた今年最大のターゲットと言っても過言ではない大会でした。

 

クラスタ:A-E

距離:69km(5km×13周回+4km)

出走:93名

完走:38名

結果:26位 全日本選手権出場資格獲得

チャレンジロードレースリザルト

 

この大会では30位以上のゴールで全日本選手権への出場資格を獲得できる。その為今回の目標は30位以内でのゴール。

トッププロのひしめく中、高低差の激しいコースの為に完走する事すら難しいと言われるチャレンジロードレース。なので作戦はとにかく脚を使わないようにし、集団から最後までドロップアウトしないようにする事。


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この日は暖かいを通り越して初夏のような日。いつもより多くの水分をとりながら30分ほどローラーでアップをした。
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スタート地点へ向かいチームメイトと会い、後方付近から共にスタートをする。いつも練習しているP選手が近くにいるという事がかなり心強かった。常にチームメイトの動きを見て離れないように位置取る。f:id:Ryuta_bicycle:20190410174655j:image

スタート2周目に入ってからの登りで先頭がふっとペース上がった時、シマノ愛三工業が蓋をするような形で30名程の先頭集団と後方の集団に別れる。

慌てて追おうとするがチームメイトから引き留められる。逃げの人数が多く上手く強調体制が形成されず、空中分解して後に吸収されると言う読み。

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第二集団ではブリジストンサイクルによる牽引が始まった。これがまた絶妙なペースでかなり走りやすかった。しかし、レース中盤になっても20名程まで絞られた先頭との差はなかなか詰まらず、差は1分前後を維持したまま残りの周回数が減っていく。
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一時期、20秒ほど詰めた周回もあったが5人居たBCは少しづつ数を減らし勢いが無くなってくる。勢い衰えない先頭との差はジリジリと広がり1分半以上になり逃げ切りが濃厚となる。

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レース終盤になり暑さもあってか雑に踏むと今にもつりそうな感覚に。この時点での先行は17名で今いるメインも20名居るか居ないか。周りも疲れからか目の前で中切れが頻発するようになる。

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『これはつったり中切れで置いてかれなければ全日本行ける!今が頑張り所だ!!』

中切れができても冷静に丁寧に回し脚を使わないことを心がけた。残り2周を待たずにしてBCによる完全支配が解かれ、ローテーションが自分にまで回るようになる。

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そして最後の周回へ

ホームストレートは今までと違い牽制で横へ広がる。その瞬間を逃さず中央大の選手が1人抜け出す。強い。最終局面であんな勝負ができるなんて。

最後の下りを下りるとチームエースがペースを上げ、先頭で秀峰亭のゴールへの登りに入る。そのすぐ後ろにつけていた僕はエースが下がってきた時、勝負に出る。

 

『今にもつりそうだが脚はまだ残ってる。先頭の今、スプリントのない自分は今仕掛けるしかない!!』

 

今持てる力で精一杯ペダルを回した。しかし、周りは強者揃いで振り切れずラスト100mからのスプリントに置いてかれ集団最後尾でのゴールとなった。

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エースは集団前方でゴール。その時は順位が分からずもしかしたら全日本はもれてしまったかもしれない…と言う訳で戦術の選択ミスを叱られたが蓋を開けてみれば何とか滑り込めて一安心。前回もそうだったが最終局面での勝負に弱いと言うのが反省すべき点。

その後表彰式を見て表彰台へ上がった選手の面々を見て、追いつかなかった理由も納得し帰路へ。

 

今回も応援して頂きありがとうございました。レース中も皆さんの声援がしっかり耳に届き励みとなりました。

また、今回は終始チームメイトに守られながら走れてその時の心強さと言うのはなんて力になるんだ!と驚きました。応援やサポートして下さったり写真を撮って頂いた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

 

Photo:Bioracer_Japan

Photo:Kazutaka Inoue

Photo:Itaru Mitui

Photo:ざっきーさん